代表挨拶

 はじめまして。「言の葉の会」代表の、 ますい いのり と申します。私は、物心ついた頃から小学校を卒業するまで、園や学校ではまったく話せない場面緘黙 (ばめんかんもく) でした。小学四年生の頃に、自分の状況に疑問を感じて、「話せるのに話せない 子ども」とインターネットで検索して、はじめて場面緘黙のことを知りました。自分と同じような状況で苦しんでいる人が他にもいることを知り、非常に共感し、安心したことを覚えています。「自分一人だけではなかった」と思えたからこそ、場面緘黙を改善することにもつながったと感じております。

 

 困ったら一人で悩まず、適度に人やものに頼れることも、自分を大切に生きるためには大事なことだと思います。私の場合は、恩師とも呼べる先生方や頼れる友人達をはじめ、支援者や保護者、当事者や経験者など、さまざまな立場の方々とのつながりがありました。また、わからないことがあればインターネットで調べ、実際に話さなくても簡単に人とコミュニケーションをとることができました。

 

 現実でのつながりとインターネットを活用し、「支援者」と「被支援者」ではなく、対等な「仲間」として活動していきませんか?というのが「言の葉の会」です。

 

 当事者や経験者の居場所づくり、場面緘黙の情報発信、学校教育や学術研究への協力など、一人一人の力を合わせれば、できることは多く意義があります。「言の葉の会」は、私たち当事者や経験者が、社会の一員として誇りを持って、生活できる環境づくりをしていくこと、を目的として活動していきます。

 

 「言の葉の会」を設立するにあたっては、さまざまな立場の方々からの後押しや、応援、ご協力をいただいており、心から感謝申し上げます。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

2018年6月  かんもく自助グループ「言の葉の会」

代表  ますい いのり